はじめに
* 依頼者は30代後半の男性。
* ターゲットは依頼者の妻(以下、妻(対象者)と記す。)
経緯と目的
妻(対象者)が浮気をしている可能性がある。
浮気相手は子供のスポーツ少年団のコーチを務める男性。
依頼者も同じくスポーツ少年団のコーチを務め、依頼者の妻と浮気をしていることを仄めかす会話を浮気相手男性から直接聞いたことがきっかけで疑うようになった。
目的
① 妻(対象者)の浮気の証拠。
② 浮気相手の身元。
妻(対象者)ステータス
身長:150cm
体型:小柄
勤務先:小学校の学童保育の先生
家族:子供あり
車:あり
調査編
私はいつも通り予備調査(自宅・勤務先・使用する車・本人の確認)を行う。
特別、妻(対象者)と浮気相手がプライベートで2人っきりで会うことは無く、9日間が経過した週末。
週末、妻(対象者)が実家に帰るとのことで調査を決行した。
妻(対象者)の実家付近で張り込みを開始し調査がスタートする。
私たちは浮気相手の車が妻(対象者)の実家に迎えに行き、浮気相手の車で移動するものと考えた。
しかし調査を開始して7時間が経過し、時刻は午後8時。2人が接触する様子はない。
浮気している人は、相手が県外や遠方に住んでいる人物ではない限り、1週間以内には行動を起こす傾向がありますが、この2人に関してはそういった動きはない。
調査はハズレかと思られたが、上司から連絡が入り、浮気相手が地元の駅に車を停め、電車を利用して妻(対象者)の実家に向かっている可能性があると連絡が入る。
電車を利用し、浮気相手の地元から妻(対象者)の実家までは約1時間かかる。
私は張り込み場所を妻(対象者)の実家から最寄りの駅に変更し、しばらく待機していた。
張り込み場所を駅に変えて20分が経過したころ、改札から浮気相手(以下、男性A(二対)と記す。)が現れる。
男性A(二対)は駅の西側方向に歩き、駅の外で妻(対象者)と合流する。
妻(対象者)は実家に住む母親に、車で送迎してもらい駅まできた様子だ。
男性A(二対)が妻(対象者)の母親に軽く挨拶をした後、母親の車は移動していく。
合流した時間と2人が車を使っていない様子から、遠くまで移動することは無いと思いつつ2人を尾行していると、駅からすぐ近くのビジネスホテルの建物に入っていく。
男性A(二対)がフロントでチェックイン手続きを行っている様子から宿はこのビジネスホテルで間違いない。
ラブホテルではなくビジネスホテルを利用し性行為をする浮気カップルも最近は少なくない。
今回の2人はそれに該当する。
チェックインを済ませエレベーターに乗り込む2人に便乗し、私も客室に移動する。
そして2人が11階の客室の一室に入っていくところを確認する。
2人が利用する部屋を確認し、パートナーに同じホテルの宿泊手続きをしてもらう。幸いにも2人が利用する11階の客室が空いており、同じフロアに泊まることができた。
この日の残りの調査はパートナーに任せることに。
そして翌朝、2人がホテルから現れるところで調査は終了した。
調査ポイント
今回の調査結果で言えば、浮気相手(男性A(二対))の身元は判明できたが、浮気の証拠としては強い証拠は撮れていないという結果である。(目的① △、 目的② 〇)
調査ポイントとして
① ビジネスホテルを利用していたこと。
基本的にビジネスホテルから出て来る証拠では不貞の証拠としては強い証拠ではない。
しかし今回の調査で同じ部屋を利用しているところを撮影したことによって、互いに結婚している身でありながら、同じ部屋に宿泊することから親密な関係という理由で不貞の証拠として少しは効力のある証拠の撮影となりました。
ラブホテルの場合は、部屋はもちろん、敷地から出てくるところでも利用していたことが証明されるが。
ビジネスホテルの場合は同じ部屋を利用しているか又は別々で部屋を利用しているかと判断が別れ、たとえ浮気している相手に問い詰めたとしても、別々に部屋を予約したという言い訳をされることが多いでしょう。
この事からビジネスホテルを利用した場合は、利用する部屋を判明させ、同室に宿泊する様子の撮影が大事になってきます。
調査期間と料金
調査期間:トータル10日間
現場に出た回数(行動調査):1回
(調査時間(合計):約12時間(行動調査による))
調査員最大人数(1回の調査):2名
調査料金(総額):約25万円
* 調査料金に関して、探偵社及び地域によって大きく変動しますのでご了承ください