はじめに
前回までは尾行する側でのテクニックについてお話しました。今回は逆に尾行を回避する方法を一部ですがお話します。これは尾行される側の立場で考えることが、アクシデントから回避できる方法だからです。
1:徒歩の場合
① 人通りの少ない地域で左右折り返し、同じ人物がついてくるかどうか確認する。
② 電車に乗り、発車直前に飛び降りる。これを繰り返すことにより追尾者を確認できます。
* 尾行者が同じく飛び降りた場合、ドアが閉まる前に追尾者が乗れないタイミングで再乗車する。
* 飛び降りるふりをして、追尾者に飛び降りさせる。
③ 客待ちタクシーの最後尾の車両に乗車する。追尾者に車両の準備がない限り、尾行をまくことができます。
2:車両の場合
① もっとも簡単な方法は、直接目的地に行かないで、何度も角を曲がり、どの車が尾行してくるかを観察し、右折又は左折を4回繰り返します。通常、グルっと円を描くような順路を運行する人はいません。
② スピードを上げたり下げたりするのも一つの方法です。スピードを落とした時に、追い越さないでついてくる車に注意します。
③ 角を曲がって停車し、どの車が同じように停車するか観察します。夜間に使う効果的な方法として、停車と同時にエンジンもライトも消し、シートに伏せます。そうすると、角を曲がってきた追尾者は困惑し、不自然な走行になります。
④ 急にUターンするのも良い方法です。どの車が同じようにUターンするか、バックミラーで確認します。
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