はじめに
* 依頼者は20代後半の女性。
* ターゲットは依頼者の夫。(以下、夫(ターゲット))
経緯と目的
夫(ターゲット)が離婚を切り出してきた。また早く離婚したと急いでいる。夫(ターゲット)と依頼者は別居中で、夫(ターゲット)は実家に帰っている。
目的
① 夫(ターゲット)を尾行し、不貞の証拠を撮影。
② 浮気相手の身元。
調査編
まずは予備調査から始まる。
夫(ターゲット)の実家及び勤務先、使用する車と夫(ターゲット)本人の確認(面取り)を行う。
夫(ターゲット)は日中は建設業の会社員だが、夜はアルバイトで飲食店で働くダブルワークさんだ。
調査1回目、夫(ターゲット)は勤務先から移動し、銀行に立ち寄った後、実家に帰宅し女性との接触はない。またバイトも休みの様子であった。
調査2回目、仕事を終えた夫(ターゲット)はドラッグストア:Wによった後、とある住宅地の一軒家の前に夫(ターゲット)の車は停まる。
すぐに移動したことから誰かを拾った様子だった。
そのまま夫(ターゲット)の車を尾行していくと、コーヒーショップ:Sに停まり、店内で夫(ターゲット)と20代ぐらいの女性がコーヒーを飲んでいるところを確認する。
さっそく浮気相手の女性と接触し、動きがあったと思われたが、依頼者に接触していた女性の写真を送り確認してもらったところ、夫(ターゲット)の地元の同級生であり、接触している女性は他県で暮らしており、その女性と浮気している可能性は低いと判断した。
地元に帰ってきた友人女性とお茶しているだけという感じ。
実際にコーヒー飲んだ後、再度、女性の実家と思われる一軒家に停まり女性と別れ、その日は夫(ターゲット)も実家に帰宅した。
調査3回目、この日は探偵:Iと合流し、2名で調査を行った。
土曜日ということもあり日中の仕事は休みであり、夫(ターゲット)は夕方ぐらいに実家から移動し、ディスカウントショップ:MDによった後、バイト先に出勤する。
この日も女性との接触はなった。
動きがないまま、一週間後の調査4回目。
スタートは私1人。
夫(ターゲット)の退社後の行動を尾行する。
夫(ターゲット)の車は一度市役所の駐車場に立ち寄った後、ラーメン屋:Kに停まっている。私はただ夕食に来ただけと思っていたが、食事を終え店内から夫(ターゲット)が現れた際に、女性と一緒であることに気づく。
しかも、たまたま駐車場に人気がなかったことをいいことに、夫(ターゲット)と一緒にいる女性が、堂々とキスし始めました。
4回目の調査でようやく動きがあった!
その後、夫(ターゲット)の車がコンビニに寄った際に、女性の顔を確認する。コロナ期間中ともありマスクをしていたが、20代ぐらいの若い女性ということはパっと見わかった。
女性と合流するところは確認できなかったが、夫(ターゲット)の車が市役所の駐車場に立ち寄った時に合流したものと推測した。
その後、夫(ターゲット)の車は海沿いの人気のない駐車場にしばらく停まっていた。
行動と時間帯、人気のない場所にいることから、ラブホテルを利用する可能性は低いと判断した私は、女性と合流したと思われる市役所の駐車場で待ち受け体制に入る。市役所の駐車場には数台の車が停まっており、いずれかの車が女性のものと推測した。
そして予想は的中した。
私が待ち受け体制に入って5分もしないうちに、夫(ターゲット)の車が市役所の駐車場に現れる。
女性は同所に停まっているホンダのSUVに乗り、市役所の駐車場から移動していく。
夫(ターゲット)の車は、女性の車と反対方向に移動したことから2人は別れた様子だった。
女性の身元を調査するため、浮気相手女性の車を尾行した。
その後
探偵:Iと合流し、2人で女性の車を尾行するが、2時間もの長距離尾行となり、最終的に女性の車が警戒行動と思われる行動をとり、尾行するのは危険と判断し、女性の自宅は判明できずに調査は終了した。
女性の車のナンバーからある程度の長距離尾行は予想していたが失敗した。
依頼者の予算の都合もあり、①浮気の証拠と②女性の身元の両方達成することなく調査はすべて終了した。
調査ポイント
今回、夫(ターゲット)と浮気相手女性のキスをするところを撮影することができた。しかし、手をつなぐ、キスをする、ボディタッチするところを撮影したところで浮気・不貞の証拠としては全然効力がないのが現実です。
浮気・不貞の証拠は、性行為の立証が前提。ラブホテルを利用するところが欲しいですね。
調査期間と料金
調査期間:12日間
現場に出た回数(行動調査):4回
(調査時間(合計):約8時間(行動調査による))
調査員最大人数(1回の調査):2名
調査料金(総額):約33万円
* 調査料金に関して、探偵社及び地域によって大きく変動しますのでご了承ください。
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