はじめに
* 依頼者は40代半ばの女性。
* ターゲットは依頼者の夫。(以下、夫(ターゲット))
経緯と目的。
夫(ターゲット)が浮気をしている可能性が高い。平日の夕方に浮気相手女性の自宅アパートと思われる場所に行っていると、スマートフォンのGPS機能で発覚した。
① 浮気相手女性の部屋番号の割り出し。
② 夫(ターゲット)が浮気相手女性の部屋を出入りする様子の撮影。
③ 浮気相手女性の部屋に住む同居人の確認。
調査編
いつも通り、私は予備調査を行う。
予備調査時、仕事が休みだった夫(ターゲット)はパチンコ屋にいた。パチンコ屋では夫(ターゲット)が使用する車だけを確認し、浮気相手女性の自宅アパートを確認する。
この日はさっそく夫(ターゲット)が浮気相手女性のアパートに訪れる可能性が高い日だったため、夕方から本調査に移行した。
調査を開始して30分が経過したころ、アパートの一室に帰宅する40代ぐらいの女性を確認する。
浮気相手女性の情報は名前ぐらいしかわからなかったため、この女性が浮気相手かは現段階ではわからなかった。
さらに20分が経過したころ、夫(ターゲット)の車が、浮気相手女性のアパート駐車場に現れた。駐車場に車を停めた夫(ターゲット)は先ほど帰宅した40代ぐらいの女性の部屋に入っていった。
どうやら20分前にアパートの一室に帰宅した女性が浮気相手だとこの時判明した。
この段階で目的①女性の部屋番号が達成された。
私は変わらずアパート付近で張り込みを継続し、夫(ターゲット)が女性の部屋から出てくるところを待った。
夫(ターゲット)が女性の部屋に入ってから1時間20分が経過したころ、夫(ターゲット)が女性の部屋から現れ、駐車場に向かい、車に乗って依頼者と暮らす自宅へと移動していった。
目的②の夫(ターゲット)が浮気相手女性の部屋に出入りする様子を撮影するが達成され、この日の調査は終了した。
翌朝、再度女性アパート付近で張り込みを開始する。
目的③の浮気相手女性の他に同居する人物を確認するためである。
調査を開始して1時間が経過したころに、女性が部屋から現れて駐車場に停まる自家用車に乗り、勤務先に移動していく。
その後、女性の部屋から出入りする人物は確認できず、目的③も難なく達成し、調査は終了した。
その後
とある週末、夫(ターゲット)が職場の後輩と他県の競馬場に出かけるとの情報が入り、これは嘘で浮気相手女性とデートの可能性が高いため急遽調査を行った。
目的は2人のツーショットである。
私は別件の調査で対応できなかったため、探偵:Iが対応する。
予想通り、職場の後輩と競馬場に行くは嘘で、浮気相手女性としっかりデートしていた様子である。
ショッピングモール等に立ち寄った際は、2人で手をつなぎ親し気に歩き、2人のツーショットを撮影し、調査は終了した。
後日談
後日、依頼者からの話では調査結果をもとに浮気相手女性のアパートに依頼者が訪ね、浮気相手女性との話し合いをした様子である。
どうやら調査期間中部屋から出入りする人物は女性一人だったため、女性一人暮らしだと思われていたが、依頼者と浮気相手女性との話し合いで、浮気相手女性は娘と2人暮らしをしていることがわかった。
たまたま娘は学校の修学旅行だったそうだ。
その後、浮気相手女性から奥さん(依頼者)が来て、話し合いをしたと聞かされた夫(ターゲット)は逆切れし依頼者に暴力を振るうなどの修羅場になったそうだ。
調査ポイント
今回、浮気調査ということで受件するも、依頼者の最終的な目的が一般的な浮気調査と異なるため、浮気の証拠としての省略部分が多かった。
例えば、浮気の証拠として浮気相手の自宅での浮気の証拠を撮影する場合、複数回の宿泊の様子を撮影(できれば連泊)が前提となり、今回のように1回の女性の部屋の出入りだけでは、浮気の証拠として全く効果がありません。
今回の依頼者の目的は慰謝料請求するためではなく、あくまで浮気・不貞の事実の確認と浮気相手女性の身元だけ知りたかったため、複数回の撮影は省略された。
調査期間と料金
調査期間:トータル3日間
現場に出た回数(行動調査):3回
(調査時間(合計):約9時間(行動調査による))
調査員最大人数(1回の調査):1名
調査料金(総額):約20万円
* 調査料金に関して、探偵社及び地域によって大きく変動しますのでご了承ください
[…] 浮気調査事例④(夫の浮気の場合) […]