はじめに

浮気調査でも要望のひとつとして挙げられるのが、浮気相手の身元の判明。

離婚調停を行い、慰謝料請求を考えている人には必見な項目とも言えます。

その身元調査に伴い、相手の名前を調べるにはどうやっているのか?

気になった方もいるかと思われます。

今回は探偵がよく相手の氏名を判明させるために調べる方法をご紹介していきます。

* 尚、前提として相手の自宅が判明している場合に限ります。

相手の名前を調べるテクニック

① 郵便物の宛名から名前の判明。

② 登記簿謄本から名前の判明。

③ ゼンリン地図から名前の判明。

④ 聞き込みからの名前の判明。

解説

① 郵便物の宛名から名前の判明。

一つ目は郵便物から名前を判明させる方法です。

この方法は公共料金の明細の宛名や現在では宅配サービスの置き配などの荷物の宛名から相手の氏名を判明させます。

しかしこの方法では、郵便物をポストから持ち出したり、置き配の荷物をその場から持ち去る行為は違法行為となります。

郵便ポストに入っている郵便物には触れず、郵便ポストの中を撮影する行為は現在では違法行為にならないので撮影に留まる事です。

特に一軒家に住んでいる相手ではこの方法は難しいですが、ひとり暮らしでアパートに住んでいる人などに有効的な方法と言えます。

対策

どのような事情にしろやられる側はあまり良い気分ではないでしょう。

こういった場合の対策として、アパートなどの郵便物ポストの中を常に整理整頓しておくことが回避できる方法のひとつです。

公共料金の明細や宛名の書いた郵便物をポストの中に置きっぱなしにするのはやめましょう。

② 登記簿謄本から名前の判明。

二つ目は登記簿謄本から名前を判明させる方法です。

この方法は現在ではインターネットでも調べられますが、法務局で建物・土地の登記簿謄本を取得し、現在の所有者から名前を特定する方法となります。

相手の名前を判明させる目的なら、主に建物の登記簿謄本を取得するだけで良いでしょう。

アパートの一室に住んでいる相手を調べるには難しいですが、一軒家やマンションを購入した人物であれば、有効的な方法と言えます。

また、登記簿を取得するのに料金が発生(600~1200円ぐらい)しますが、法に触れる行為ではないので誰でも利用できる方法となります。

③ ゼンリン地図から名前の判明。

三つ目は②登記簿謄本と同じような内容ですが、登記簿謄本より判明率は低いです。

こちらも現在ではインターネットでゼンリン地図を取得することができます。

もちろん料金が発生し、約300円~500円ぐらいとなります。

また、②登記簿謄本取得と同じで、法務局に行き、待合室などに置いてあるゼンリン地図がありますので法務局に足を運んでも調べることができます。

法務局の待合室においてあるゼンリン地図を閲覧するのは無料です。

しかし、ゼンリン地図は建てたばかりの新築の家、住人の掲載拒否手続きにより確認できない場合もよくあります。

もし法務局に足を運ぶなら、断然登記簿謄本を取得したほうが手間も判明率も良いでしょう。

④ 聞き込みからの名前の判明。

四つ目は聞き込みから名前を判明です。

この方法は探したい相手の自宅付近の近隣に聞き込みを行う方法ですが、現在ではあまりやらない方法です。

最終手段として考えてもらった方がいいでしょう。

聞き込みを行うと基本的に本人に聞き込みに来たと、伝わってしまう可能性が高いのであまり有力的な方法ではありません。

コミュニケーション能力が高い人であれば、いかにも正当な理由で探していると装い情報を引き出すことは可能ではありますが、特殊詐欺などの犯罪が増えた今、警戒心が高まり聞き込み調査自体あまり有効的ではない場合が多いです。

調査ポイント

この他にも調べる方法はありますが、今回は誰でもできるというテーマでご紹介しました。

現在では個人情報管理レベルが格段に上がった世の中。

相手の身元を調べるのにも格段に難しくなっています。

もちろん一歩間違えれば違法行為にもなり兼ねないです。

どんな事情にしろ限度を超えた行動で、違法行為・犯罪を犯さないように注意しましょう。

投稿者 りょうカン

東北で活動する現役探偵。 数々の調査を経験し、探偵のリアルを語っていきたいと思います。 調査経験をもとに、対策や調査料金などのちょっとしたお役立ち情報もお話していきたいと思います。