あらすじ
探偵の仕事では浮気調査に続いて、人探しも多く依頼を受ける案件です。
昔の恋人やお金を貸した相手、家出した家族など探す相手は様々です。
今回は特に家出をした家族・些細なケンカから絶縁状態になったり、全く連絡が取れない親子に観点をおいてお話します。
親子の所在がわからない場合とは?
普通に考えれば親子の所在がわからないということは普段の生活であまり考えられないと思いますが、上記であげたように、些細なケンカからほぼ絶縁状態になり、連絡が取れないもしくは取りたくても取れないと言った状況が考えられます。
こういった場合に、探偵社に依頼しターゲットを探してもらうという考えは間違いではありませんが、当事者でも対処ができ探し出せる可能性もあります。
当事者がやるべきこと!(対策)
(まず、ケンカして家出したターゲットを探すに関しては、警察に相談することが望ましいです。学生や未成年の子どもなどは特に。
しかし今回は事件性はないものの関係性の悪化でどこかに住んでいるが所在はわからない、連絡が取れないもしくは取りずらいに観点を置いて話しますので、急な家出に関しては省略します。)
① 戸籍の謄本もしくは抄本を取得する。
② 戸籍の附票を取得する。
などがあげられます。
戸籍の謄本と抄本の違い。
◆ 戸籍の謄本
戸籍の謄本とは、戸籍に記載されている全員の身分事項を証明するものです。簡単に言ってしまえば家族全員の身分事項が記載された証明書です。
夫婦と未婚の子供3人であれば、5人分全員の身分事項を証明した物が『戸籍謄本』となります。
◆ 戸籍の抄本
戸籍の抄本とは、戸籍に記載されている方のうち1人または複数人の身分事項が記載された証明書です。
子供1人もしくは2人分だけの証明、夫婦だけの証明など1人~複数人の場合は、『戸籍抄本』となります。
『全員分の証明』か『指定した1人もしくは複数人』の違いです。
人探しという観点でみればターゲット1人を調べればよいので『戸籍の抄本』を取得するのが一般的である。
戸籍の附票とは?
◆ 戸籍の附票
戸籍の附票とは、本籍地の市区町村で戸籍の原本と共に保管された書類で、戸籍が作られてから現在までに至る住所の履歴が記録されています。
主な目的として不動産登記や自動車の名義変更や廃車の時などの、住民票では登記簿や車検証上の住所に住んでいたことが証明できない場合に用いられます。
取得方法
◆ 戸籍の謄本
戸籍の謄本は最寄りの市区町村の役所に申請すれば取得できます。
◆ 戸籍の抄本と戸籍の附票
戸籍の抄本及び戸籍の附票に関しては、本籍地の役所に出向き申請する必要があります。
また郵便での申請・取得も可能な場合もありますので、最寄りの役所に電話で相談してみるのも良いでしょう(戸籍の謄本の場合)。
取得する証明書によって、本籍地の役所に出向かなければならないと取得方法が違うので注意しましょう。
証明書取得に伴い用意するもの
① 現金(手数料)
② 本人確認種類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
③ 印鑑(認印でも可。シャチハタなどのスタンプ印印鑑は不可の場合もある)
④ 委任状(取得する上で代理人に取得してもらう場合)
* 稀に事情により当事者本人がブロックをかけ、親子や直系の親族であっても取得ができない場合があります。
最後に
これらの証明書を取得した上で、現地に足を運ぶことができない・事情により相手にバレたくないとなれば探偵社に依頼すると良いでしょう。
証明書の取得に伴い、調査の打ち合わせもスムーズに行うことができます。