はじめに
* 依頼者は40代半ばの女性。
* ターゲットは依頼者の夫(以下、夫(対象者)と記す。)
経緯と目的
夫(対象者)が浮気をしている。また夫(対象者)と依頼者は別居中で、夫(対象者)が浮気相手の自宅で生活している。
目的
① 夫(対象者)が浮気相手の自宅で生活・出入りする様子の撮影。
夫(対象者)ステータス
身長:176cm
体型:筋肉質
髪型:短髪
職業:公務員(消防)
車:あり
調査編
私は予備調査として浮気相手(以下、女性A(二対)と記す。)の自宅を確認する。女性A(二対)の自宅は2階建てのアパートの一室。部屋番号も依頼者は知っていた。
女性A(二対)の車は自宅アパートに停まっており、普段、仕事は徒歩で出勤している様子だ。
夫(対象者)は近くのコインパーキングに車を停め、徒歩で女性A(二対)の自宅アパートに行くとの情報だ。アパートの駐車場は1部屋1台のため、その情報も間違いなさそうだ。
現場を確認し、夕方の本調査に備えた。
そして夕方。
私は夫(対象者)の車が停まる、コインパーキングで待機し、調査を開始した。
女性A(二対)の自宅アパートは住宅街が密集する場所。
下手な張り込みは近隣の住民にも警戒される可能性がある。(むしろターゲットにバレるよりこちらの確率の方が高い。)
女性A(二対)の自宅アパートの方は小型カメラで代用した。
張り込みを開始して1時間30分が経過したころ、女性A(二対)が自宅アパートに帰宅する。
女性A(二対)は一度自宅から車で外出し、30分後、帰宅する。
手荷物からスーパーなどで買い物をしてきた様子だ。
私は変わらずコインパーキングで待機した。
それから1時間が経過した。
契約時間が来た事と普段なら現時点ですでに女性A(二対)の自宅アパートに来ているはずの夫(対象者)がこない。
本日はハズレ日と思い上司に連絡を入れ、調査を終了しようと提案があり、設置した小型カメラを回収し、コインパーキングに戻ると。
ここでハプニング!!
夫(対象者)の車がコインパーキングに車を停めている最中であった。
私は急ぎ女性A(二対)の自宅アパートに戻り、小型カメラを再設置した。
幸いにも利用するコインパーキングは前払い制の駐車場。
夫(対象者)が、駐車場の料金を支払っているわずかな時間で、何とか小型カメラの設置は間に合った。
そして夫(対象者)が女性A(二対)の部屋に入るところを確認した。
こういった急な出来事に、カメラの誤操作などのミスが発生する可能性は高まるが、無事撮れていた。
翌朝、同じ要領で張り込みを再開し、女性A(二対)の部屋から夫(対象者)と女性A(二対)が現れ、2人が各自の勤務先に出勤する様子を確認した。
女性A(二対)の自宅で生活・出入りしている様子の撮影に成功し、調査を終了した。
調査ポイント
今回の調査も『別居』中での出来事。
基本的に有責配偶者(浮気・不貞しているパートナー)からの離婚請求は認められませんが、『別居』という行為は有責配偶者でも離婚請求が認められる基準のひとつです。
正確には『長期間の別居』ですが。
よく依頼者の調査依頼の理由にパートナーが『別居』をしたい又はしている場合、探偵の立場からするとパートナーが浮気している可能性としての判断基準のひとつとして捉えても良いでしょう。
調査期間と料金
調査期間:トータル2日間
現場に出た回数(行動調査):2回
(調査時間(合計):約6時間30分(行動調査による))