前回までのあらすじ
11月上旬。
ひとりの男性が妻の浮気調査で依頼に来る。
調査は契約になり、予備調査を淡々とこなし数日が経ったとき。
妻(対象者)に早速動きがみられた。
妻(対象者)はショッピングモールの屋上駐車場に車を停め、浮気相手と思われる男性A(二対)の車で移動して行った。
その後、戻って来た男性A(二対)の車から妻(対象者)が現れ、2人は別れ、男性A(二対)の身元調査に伴い、自宅を判明させようと尾行するも、目の前と言うところで男性A(二対)の車を失尾してしまい自宅判明には至らず、1回目の調査は終わった。
その後
週末まで妻(対象者)と男性A(二対)が会う可能性は低いと判断し、数日は男性A(二対)の身元調査をメインに行われた。
失尾した場所付近で張り込みを行い、何とか外出先(おそらく勤務先)から帰宅する男性A(二対)の車を捕捉し、自宅判明に成功する。
やはり男性A(二対)の自宅は失尾した場所のすぐ近くの住宅街で、車は普段シャッターハウスに車庫入れしているため、付近を探しても見つからないわけだ。
男性A(二対)の自宅には軽自動車が停まっていたり、子供用の自転車が玄関前に停めている様子から男性A(二対)も既婚者の可能性が高い。
朝の出勤を尾行し、勤務先も判明させる。
男性A(二対)の名前は土地や建物の登記簿謄本から判明できた。
相手の名前を調べるテクニックとして、住所が判明していればオンラインもしくは法務局に足を運び、登記簿を取得する方法は探偵がよく使う手段のひとつだ。
また、他人の登記簿を取得する行為は違法行為でも何でもないので正当な調査方法でもある。
番外編(調査2回目)
とある平日。
妻(対象者)の車の動きに不穏な空気がみられる。
妻(対象者)の車が『道の駅』の駐車場に停まっている。
依頼者の情報では、妻(対象者)は仕事と聞いており、勤務先に出勤していないのは明らかにあやしい。
私は別件の調査で現場に向かうことができなかったため、他県から応援を呼んだ調査員(探偵)2名が現場に向かう。
以下、報告書を参照した内容。
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調査員Aは妻(対象者)の車が停まる『道の駅』に向かい現場の確認。
調査員Bは付近のラブホテルを捜索し、男性A(二対)の車を探す。
ひとつひとつラブホテルを捜索する調査員Bの行動がみのる。
妻(対象者)の車が停まる場所から少し北上した位置にあるホテルの一室に、男性A(二対)の車を発見する。
平日だったのが幸いしたのか、ホテルは空室が多く男性A(二対)の車が停まる向かい側の部屋が空いており、2人の調査員(探偵)はその部屋を客として利用し、ホテルでの張り込みにスムーズに移行する。
約4時間の張り込みの末。
ようやく男性A(二対)と女性が現れる。
女性はマスクを着用していたが、妻(対象者)で間違いない。
男性A(二対)は運転席。妻(対象者)は助手席に乗り、男性A(二対)の車はラブホから移動して行く。
男性A(二対)の車はまっすぐ妻(対象者)の車が停まる『道の駅』に移動する。
到着後、しばらく男性A(二対)の車の車内で談笑している2人。
マスクを着用していた妻(対象者)も話の途中、マスクを外す。
顔をさらしたことにより
『もはや言い逃れができない』
証拠を押さえた。
その後、2人の楽しい時間は尽き、妻(対象者)は自家用車に乗り自宅に移動し2人は別れた。
男性A(二対)は前回の調査同様に、タバコを喫煙後に車に乗り移動して行った。
別れる2人の様子をカメラに収め、調査は終了した。
次回:『浮気・不貞の話(妻の場合)パート3』に続く。
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