はじめに
探偵の仕事で1番多いのが浮気調査です。
ほとんどの探偵社は浮気調査で稼いでいると言っても過言ではありません。
あなたは浮気調査とはどういったものなのかご存知ですか?
もちろん大半の方は知っているとは思いますが、ではどういったものが浮気の証拠となるのか?
浮気調査をしたところパートナーが異性の人物と会って、手をつないだり、抱き合ったりしているところは果たして浮気の証拠となるのか?
気になるところはあると思います。
今回は浮気調査についてもう少しお話していきましょ。(離婚調停や裁判に必要な証拠というよりでお話していますのでご了承ください。)
浮気の証拠とは?
みなさんはもしパートナーが浮気・不貞をした場合、どこまで行ったら浮気や不貞と思いますか?異性と手をつないだだけでも不貞?、異性と二人っきりで食事にいくだけで?またはキャバクラや風俗に行く?人それぞれ不貞・不倫の境目はあると思います!!一般的に離婚調停をするつもりもしくはしている場合ですと浮気・不貞は、所定の相手と複数回の性行為の立証が不貞・不倫の証拠と認められます。
性行為の立証とは?
実際、ターゲット(対象者)浮気相手(第二対象者)と性行為をするところを撮影するというのは基本不可能です。私の経験ではカーセックスや野外プレイなどちょっと刺激が欲しい不貞カップルもおり、ばっちり撮ったこともありますが必ず撮れるとは限りません。(野外でキスはかなり多いのでその場合はバンバン撮ります。)
では実際どのような場面が報告書に上がるか。
- ラブホテルの利用する様子。
- 浮気相手の自宅に宿泊。
1 ラブホテルの利用
浮気・不貞の証拠として一番強い証拠は、ラブホテルの利用です。理想なのはラブホテルに入室する様子とそこから出てくるところですが、地域・都道府県のラブホテル事情やタイミングより両方撮るはプロでも必ず撮るはできません。ですので出てくるところを撮った報告書が多いと思います。それでも弁護士さんは証拠がないより良いと思い、その証拠でも戦ってくれるでしょ。
2 浮気相手の自宅に宿泊
次に多いパターンとすれば浮気相手の自宅に宿泊するところの証拠です。ラブホテルと違い、出入りではなく宿泊の証拠が大事です。現場の人間にとっても夜遅く~朝早くというパターンなので大変です。(朝夜と調査員を分ければ何の問題もなのですが自分はなぜか一人でやらされる時があり、代表にイラっとするときがあります(笑))実際、現場に出ている人にとってはラブホテルの出入りよりこちらのほうが大変だと思います。ちなみにラブホテルの出入りより、浮気相手の自宅に宿泊の方が現場が稼動している時間が長い場合が多いので、こちらのパターンの方が調査料金が可能性があります。
その他の不貞行為の立証に有用な証拠とは?
① 不貞行為を認める旨の文章や録音データ
パートナーのスマートフォンを見たら、浮気相手と思われる相手とメールやLINEでやり取りしている事実が発覚した!などの理由で探偵に依頼してくる人が多くなってきました。
もちろんこういった理由で依頼してきた案件は高確率で浮気しているパターンが多かったです。
そういったメールやLINEのやり取りの証拠を写真に収めておくと良いでしょう。
しかし、無理にパートナーのスマートフォンをのぞく行為は、プライバシーの兼ね合いもあり、見つかった場合はトラブルにもなり兼ねませんので注意が必要です。
また実際にパートナーが、『ほかに女もしくは男がいるから離婚してほしい』など自ら言ってきたなどと依頼者から聞くこともあります。
日常的な会話を録音するなどと言った行動は基本やらないと思いますが、離婚の話を出してきたり、急な別居の話が出てきたら、念のためボイスレコーダーで録音しておけば、有用な証拠が録れるかも知れません。
② 不貞行為を示すSNS上のやりとりや写真
不貞・浮気をしている人がこのような大胆な行動をするわけがない!っと思いますが意外とSNSから不貞・浮気が発覚する事例もないとは言い切れません。
浮気相手のアカウントがわかっているのであればSNSの確認も有効です。
③ 領収書、クレジットカードの利用明細
領収書やクレジットカードの利用明細からも不貞・浮気が発覚するケースは少なくありません。
しかしこれだけではもちろん不貞・浮気の証拠にはなりません。
他の証拠に紐づけて、不貞・浮気の証拠を強める効果として集めておくことが大事です。
勘違いしてはいけないポイント!!
上記であげたほかにも浮気・不貞の証拠は様々ですが、どの証拠も複数回!!の証拠が必要だということです。実は1回だけではダメなんですよね!!特に離婚調査をしている!もしくはする予定!の場合は特に!!
実際は!!
みなさまは探偵に依頼し証拠が撮れれば弁護士に依頼して離婚調停を行い、慰謝料を請求するもしくはできると思う方が多いと思いますが、実際はそのようなことは案外マレなんです!!
実際に弁護士さんは見積だけでもお金が発生しますし、おそらくご想像通りちょっとお高いと思います。調停もすぐに終わらず何年~と裁判で戦いが続き、その間にも弁護士さんにお支払いするお金もあり、慰謝料を取れても支払いでどっこいどっこいになってしまいます。
ですので実際は、家庭内と浮気相手と身内で話し合い、わび状を書かせ慰謝料を請求するパターンが多いのが現状です。このパターンであれば証拠は複数回もいらないですので探偵社にかかる費用も削減できますね。
最後に
実際問題このほかにも、証拠をとっても浮気したパートナーが事実を認め、わび状を書くことができるのかどうかがポイントになってきます。思いっきり浮気する様子を激写した証拠をとっても認めないめんどくさい人もたくさんいますw
人間という生き物はつくづく面白い生き物です(笑)